【島根ワイナリー】島根わいん清酒酵母仕込マスカット・ベーリーA ロゼ 2020【春の新商品】

こんにちは！出雲・湯の川温泉湯宿草菴(草庵)の見習いソムリエール、峠(たお)ゆきえです。

だんだんと暖かい日も増えて参りましたね。ここ草菴(草庵)でも桜が開花し始め、まもなくやってくる満開の時を心待ちにしていると、写真を撮る手が止まりません！

さて今回は、この季節に相応しく春らしい素敵なワインを草菴(草庵)で取り扱うことになりましたので、いち早く皆様にご案内させて頂きたいと思います！

島根わいん清酒酵母仕込マスカット・ベーリーA ロゼ 2020
ソムリエール峠ゆきえのテイスティングコメント
どこで買える？どこで飲める？

島根わいん清酒酵母仕込マスカット・ベーリーA ロゼ 2020

それではこの度県内のワイナリー、島根ワイナリーより発売された
【島根わいん清酒酵母仕込マスカット・ベーリーA ロゼ 2020】のご紹介を致します。

※島根ワイナリーの詳しいご案内はこちらの記事を是非ご覧ください！※
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こちらのワインは先日3月18日に発売されたばかりのロゼワインで、島根県産のマスカット・ベーリーAという黒ブドウを使用したロゼワインです。

マスカット・ベーリーAとは？

マスカット・ベーリーAは日本固有のブドウ品種で、新潟県を原産とする交配品種です。2013年には同じく日本固有のブドウ品種として2010年に登録された【甲州】に続いて、国際ブドウ・ワイン機構(OIV)に品種登録された日本を代表する黒ブドウと言えます。

日本初の清酒酵母を使用したロゼワイン

今回島根ワイナリーではこのマスカット・ベーリーAを、通常用いるワイン酵母ではなく【きょうかい9号】という清酒酵母でじっくりと低温発酵させて造ったそうです。

島根ワイナリーではより日本的で和食と相性の良いワインを目指して、2017年5月から日本固有種の甲州という白ブドウを清酒酵母で低温発酵させて造った【清酒酵母仕込甲州】という白ワインをリリースしていましたが、今年はこのロゼワインも加わりました。

最近ではフランスやチリ等でシャルドネやソーヴィニヨン・ブラン等から清酒酵母を使用した白ワインが造られていますが、ロゼタイプの銘柄は見られません。

この【島根わいん清酒酵母仕込マスカット・ベーリーA ロゼ 2020】は清酒酵母を使用したロゼワインの製品としては日本初(！)となります。

私も内田チーフソムリエから少し味見のために分けて頂きましたが、美味しかったので一本購入し、今も飲みながらこの記事を書いています（笑）
少しでも皆様にどんなワインかお伝えできるように、テイスティングをしてみました！

ソムリエール峠ゆきえのテイスティングコメント

淡く透き通ったサーモンピンク色で、桜や苺などを連想させる春にぴったりの色合いです。

スワリング(※ワインの入ったグラスを回すこと)をするとマスカット・ベーリーAの特徴香と言われている苺やキャンディのような甘く可愛らしい香りが華やかに香ります。

香りを嗅いだ段階では甘口～やや甘口の味わいなのかと思いましたが、飲んでみると意外にドライな甘みと、程よい酸味、滑らかでフワッと香る余韻が上品で繊細なワインです。

マスカット・ベーリーAを使ったワインにはよく【チャーミング】という少し甘いニュアンスを連想させるような表現が用いられますが、このワインはチャーミング過ぎず、上品で落ち着いています。このドライで滑らかな味わいは清酒酵母から来るものなのでしょうか。。。

ロゼワインは赤ワインよりは軽やかで白ワインよりはしっかりした風味なので、繊細で優しくシンプルな味付けから、しっかりとした味付けのものまで色々なお料理や調味料に合わせやすいです。

例えば、お出汁を使用したあっさりとした煮物椀、優しい甘みのある天つゆと一緒に召し上がって頂く揚げ物、お魚の塩焼き、草菴(草庵)ではお造りと一緒にご用意しているトロッと濃厚で甘い再仕込み醤油、洋皿のお肉料理、ごはんものからデザートというように、お食事の最初から最後まで一緒に楽しめる素敵な1本であると言えます！