2020年より、【宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン】に従いまして、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止対策を講じておりましたが、先般ガイドラインの改定が行われ、当館での対策につきましても、それにあわせて変更をさせていただくこととなりました。
それぞれの対策についてガイドラインと照らし合わせながら、重要性、有効性、安全性などを考えて「廃止する事項」「内容を変更する事項」「継続していく事項」につきまして、草菴スタッフ一同でじっくりと協議をいたしました。
今後の方針として、継続して行っていくことを以下の通りまとめさせていただきましたので、ご一読いただきますと幸いです。
お料理のご提供につきまして
お料理の提供につきましては、以前は1品ずつ12回程度の提供回数でお持ちしていたものを、2020年5月より、接触回数の軽減の面から和食膳の形式に変更し、4回ほどの提供回数に減らしました。
その後、様子を見て調整をしながら、現在では6回程度のご提供回数にした「和食膳コース」をご用意しております。
和食膳の形式をとりましてから、1品ずつお持ちしておりました時期と比べまして、料理のご提供のテンポがよくなりました。
お客様へお料理の感想を伺いましたところ、以前よりお料理の提供についてお待たせすることが少なくなっていることが分かりました。
一方、和食膳にしたことで、お客様より「冷たい料理と温かい料理はなるべく分けてほしい」というお声もありました。
これは一考するべきと判断し、和食膳の形式を残しながら、提供回数を4回から6回程度に調整いたしました。これにより、できる限り「揚げたて」「焼きたて」のものをお出しできるようになりました。
また、お料理を「和食膳コース」に一本化したことで、食材の仕入れや調理がスムーズに行えるようになりました。結果、お料理の素材に関しては以前よりグレードの高いもの(しまね和牛やのどぐろ等)をお泊りの方皆様にご提供できるようになりました。
コロナ禍で苦肉の策として始めた和食膳でしたが、いろいろとお声を聞きながら内容を調整し、結果としてお客様に喜ばれることが多いお料理内容に進化してきました。
そのため、「和食膳コース」については今後の草菴のお料理として定着させていこうと考えております。
貸切風呂の運用につきまして
貸切風呂の運用に関しては、以下の点で継続とさせていただきます。
化粧品・ドライヤー等の備品類の撤去
貸切風呂内ではなく、お部屋でスキンケアやドライヤーを行っていただくことで、貸切風呂の回転が速くなり、使用中の待ち時間が短くなりました。結果としてお客様に「ほとんど待たずに入れた」というお声を、以前より多く頂戴することができました。
また、ドライヤーをお部屋で行っていただくことで、お風呂内が清潔に保てるという利点もありました。
貸切風呂内のごみ箱の撤去
現在、お風呂で出たゴミは、貸切風呂に備え付けのビニール袋に入れていただき、客室にお持ち帰りいただいております。
ゴミのお持ち帰りをお願いするようになってから、貸切風呂内が清潔に保たれることが多くなりました。
また、次に利用する方が前の方が残したゴミを見ることがなくなり、結果としてゴミ箱を設置していた時よりも、お客様に気持ちよく貸切風呂を使っていただけるようになりました。
脱衣かごの撤去
現在、1名様に1つずつ、脱衣かごの代わりに大きめのメッシュバッグをご用意しております。タオルなど入浴に必要なものを入れてお風呂にお出かけいただけるこのメッシュバッグは、お客様からも喜ばれております。
また、ご自身のバッグをそのままお風呂でお使いいただくため、以前は多くありました「脱衣かご内のお忘れ物」も格段に減りました。
皆様に気持ちよく使っていただくために
以上は、当初感染対策として行ってきたことでしたが、結果として貸切風呂をより気持ちよくお使いいただくことができるようになりました。
お客様のご協力をいただくこともあるかとは存じますが、清潔なお風呂を、待ち時間少なく、快適にお楽しみいただくために今後も継続とさせていただきました。
これからもお客様のお声を頂戴しながらより良いご滞在をしていただけるよう、スタッフ一同工夫しながら営業していきたいと考えております。
今後もお越しいただきました皆様に、少しでも日々のお疲れを忘れて、おちらと(のんびりと)お過ごしいただけますよう、スタッフ一同一丸となってお迎えいたします。
どうぞ今後とも、草菴をよろしくお願い申し上げます。