突然ですが皆様……
カニ食べてますか!?
そうです、山陰の冬といえば松葉ガニ!これを差し置いて冬の山陰を語ることは出来ません!
この松葉ガニの人気は年々加熱しておりまして、某検索ツールではこの時期の【松葉ガニ】という検索ワードはなんとあの超有名テーマパーク【ディ○ニーランド】を超える勢いだそうです!
そんな大人気の松葉ガニ、一体どういうものなの?意外と知らない松葉ガニの秘密と、せっかくですので松葉ガニに合わせる島根県の地酒を提案いたします!
松葉ガニ?ズワイガニ?紅ズワイガニ?
カニにも様々な種類があるのは皆様御存知の通りです。
では松葉ガニというのは何でしょうか?松葉ガニとは、一般的にはズワイガニのことを指します。
ズワイガニをブランド化して名付けたのものが松葉ガニとなります。山陰では鳥取県で水揚げされたズワイガニを鳥取松葉ガニ、
そして島根県の隠岐の島で水揚げされたズワイガニを隠岐松葉と呼んでいます。
他の地域では京都の間人蟹、福井の越前蟹などが有名ですが、これらは全てズワイガニということになります。
ちなみに紅ズワイガニはズワイガニの近縁種で、加熱すると色鮮やかな紅色に染まります。この紅ズワイガニも、兵庫県の香住ガニとしてブランド化しています。
その他有名な蟹は毛ガニやタラバガニがありますが、毛ガニはズワイガニとは分類が異なり、タラバガニに至ってはヤドカリの仲間だったりします。
松葉ガニの楽しみ方!
草菴では冷凍した松葉ガニは一切使用せず、活きた松葉ガニだけを皆様にお届けしています。
松葉ガニ本来の旨味や甘味、食べ応えある瑞々しい食感を存分に湛えたこの1杯のオススメの召し上がり方として草菴では酒蒸しを基本としてお出ししています。
よく見られる茹でガニは、茹でる過程でカニの旨味が損なわれてしまう恐れがありますので、草菴では旨味をギュッと凝縮できる蒸しガニでお楽しみ頂いております。
う~ん…文章を書いてるだけで思わず ごぼじ(出雲弁で涎の意)が……
これを召し上がらずして、冬を終える訳にはいきませんね!
どんな日本酒を合わせようかな?
そんな絶品の松葉ガニを更に楽しむ為のオススメ地酒のご提案です。
松葉ガニの味わいの特徴は、淡白な旨味と繊細で強い甘み、そして濃厚なカニ味噌となります。
この淡白な旨味というのがポイントになります。
皆様こんな経験はございませんか?カニを食べ進めてるとなんだか疲れちゃったり、舌が飽きてきたり…
これは、カニを剥き続けて物理的に疲れるということも勿論あるのですが、淡白な旨味が続くことによって舌が慣れてきてしまうという要因もあったりします。
これに対して日本酒をアクセントにすることによって、食べ飽きることなくカニと日本酒の双方の味わいを高めながら食べ続け飲み続けていける組み合わせがベストだと思います。
このアクセントは淡白なものに対して合わせるものなので、濃い味わいが良いかと思います。
島根県の地酒は、その味わいの方向性が濃醇旨口のものが多いので、草菴でご用意しております日本酒のラインナップでオススメするのはこちらです!
出雲市平田町の酒蔵、酒持田本店の【山廃仕込み純米酒 五百万石】
こちらを冷や~燗酒でお召し上がり頂くと、淡白な旨味に対してのアクセントになる上、燗酒にすると際立つ濃醇な飲み口が、濃厚なカニ味噌と相まって……堪らない至福の時が訪れます!
こういった濃醇旨口の日本酒で合わせてみると、松葉ガニも地酒もその本領を発揮してくれると思います!
逆に、吟醸酒や大吟醸酒に強く見られる所謂【吟醸香】は、蟹の匂いとケンカしてしまう可能性があるので、私個人としてはあまりオススメしておりません。勿論、この辺は各々の好みによるところもございます。
いかがでしたでしょうか?今回は山陰の冬の味覚の王者、松葉ガニと地酒の楽しみ方についてご案内させて頂きました。
どうぞ皆様この冬は、温泉だけでなくこの松葉蟹を楽しみにいらしてみませんか?
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております!
草菴の松葉ガニ付プランご案内
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【冬の贅沢・活松葉ガニ(おひとり様あたり1杯付!)】×【のどぐろ・しまね和牛・しじみ】を楽しむ「和食膳コース」プラン
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