草菴では、環境に配慮したアメニティー類へ順次変更しております。
今回は、中でも珍しい「歯磨きペーパー」についてご紹介します。
皆様「歯磨き粉」と言えば、「チューブ型」をまず思い浮かべると思います。
また、ホテルや旅館のアメニティとしての歯磨き粉でおなじみなのは、「小さな歯磨きチューブ」だと思います。
家庭であれば、最後まで使用してから破棄すると思うのですが、アメニティの歯磨きチューブは宿に滞在しているときのみ使用するので、基本的に最後まで使い切られることはなく、中身が残ったまま破棄することが通常です。
世界中の宿泊施設が使い切られることのない無駄なチューブを廃棄する。その一つ一つは小さなものですが、それがたくさんの施設、たくさんの年月、、、と重なっていくと考えると、大変な量になると思います。
そこで、2022年に「歯磨きペーパー」の存在を知り、ぜひ草菴で採用したい!と考え、ついに全室「歯磨きペーパー」への切り替えが完了いたしました。
歯磨きペーパーの大きな2つのメリット
プラスチックごみを約98%削減
歯磨きペーパーのパッケージは紙製のため、チューブタイプと比べ98%プラスチックを削減することができます。
輸送にかかるCO2の削減
歯磨きペーパーは、びっくりするほど薄く、軽量です。
その重さは1包約0.5g。今まで草菴で使用していた歯磨きチューブが1つ5gでしたので、単純に10分の1の重さに軽量化されました。
軽量化のうえ、薄くなったことで「かさ」も減りました。
初めて届いたとき、1,000個注文したのに、小さな紙袋1個で届き、本当にびっくりしました。これは、輸送時のCO2削減に繋がります。
歯磨きペーパーの使い方
まだまだなじみの少ない「歯磨きペーパー」。
どうやって使うの?と思われることもあるかと思います。
その使い方はとても簡単ですが、ここでご案内します。
1.歯磨きペーパーを取り出す
乾いた手でパッケージからペーパー1枚取り出します。(1袋に3枚入っています)
2. ペーパーを歯ブラシにセットする
水に濡らした歯ブラシのヘッド部分に、ペーパーを上から差し込みます。
3.そのまま口に含む
唾液や水分に反応してすぐ泡立ちます。そのままお口の中に含んでブラッシングしてください。
4. 口をゆすいで完了
やさしく洗い流せば、歯磨き完了です。
メーカーの方からのワンポイントアドバイス
「ペーパーを歯ブラシのヘッドに差し込みにくかった」とのお客様からお声を頂いたことがあり、メーカーの担当の方へ相談したところ、以下のアドバイスをいただきました。
使いづらさを感じられる方がいらっしゃるとのこと、もし歯ブラシに挟みづらいようでしたら、直接ポンとお口に入れていただいてもブラッシングすることでしっかり泡立ちます。
客室アメニティ以外での利用シーン
「歯磨きペーパー」の利用シーンとしては、アメニティ以外でもいろいろと考えられます。
たとえば薄く持ち歩きに便利なので、長距離の飛行機移動などの際、機内での利用に適しています。
また軽量なので登山での利用や、防災用としての備えに。
介護用で、寝たきりの方向けの歯磨き粉としても活躍すると考えられます。
「歯磨きペーパー」は、あまり見かけることのないアイテムだと思いますが、見た目の薄さや軽さに驚かれると思います。
また、実際歯を磨いてみても、きちんと泡立ち、使用感に問題ありません。
ぜひ草菴で「歯磨きペーパー」を試してみてださい!
草菴では、【souan SDGs】を掲げ、アメニティ類等の見直しを順次行っております。
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アメニティー類に変更していきますので、今後も情報を発信していきたいと思います。